子供には急に起こる病気が多いものですが、まず落ち着いて状況をみることが大切です。
乳幼児の体温は、成人よりやや高め(37度5分ぐらいまでは正常範囲) 午前中は低めで午後からやや上昇することが多い。 乳幼児は熱を出しやすく、気温や室温が高かったり、厚着させただけでも熱を出すことがある。 熱があっても元気のときは、静かな部屋に寝かせて安静を保たせる。 かかりつけの医師に平素からもらっている熱さましなどを与え、食欲があれば果物(ミカン、リンゴな ど)や天然ジュースなど消化されやすいカロリーに富んだものを食べさせたりして様子をみてもよい。
冬の寒い夜などに、あわてて子供を連れ出し、医療機関にかけ込むのは、子供の病状にかえって悪影響 を与えることもある。
一般に次のような症状があれば病状が重いことが多いので、至急医者にみせたた方がよい。
子供のひきつけの大部分は「熱性けいれん」が原因。 いろいろの原因で発熱したとき、急に意識がなくなり、目がつり上がり、手足をつっぱる全身のけい れんが起こる。「熱性けいれん」は2〜3分で収まるのが普通。 子供がひきつけを起こしたら、まず次のような応急手当で経過をみましょう。